フィラリア症の予防について

犬糸状虫(フィラリア)は蚊の吸血によって感染します。

 

犬の体内に侵入した幼虫は皮下組織や筋肉内で成長し3~4ヶ月で心臓の右心室に移行します。

 

フィラリアが成熟するのは心臓に到達してから約3ヶ月、蚊から感染後6ヶ月です。

 

成熟したフィラリアは血液中にミクロフィラリア(mf)を生み出します。

 

心臓の右心室での成虫の寿命は約5年~6年です。

 

血液中に生み出されたミクロフィラリア(mf)は、その犬の体内だけでは成熟することができません。吸血によって蚊の体内に移行したものだけが成虫になることができます。

 

その為、予防薬の投与期間は、その地域の蚊の出現期間をもとに決められています。

 

蚊に刺された後、犬の体内に侵入したフィラリアの幼虫は中間発育場所(筋肉・脂肪・皮下組織・漿膜下)などに移行して子虫になり、3~4ヶ月間そこに留まります。

 

予防薬はこの間の子虫を死滅する事によって、フィラリアが心臓に行くことを防いでいるのです。

 

1ヶ月に1回の投与で済む薬は、広範囲の段階の子虫に対して有効なので投与間隔が広くても問題ないわけです。(薬を飲ませた時に筋肉内にいる子虫を殺すということであって、1ヶ月間薬が効いているわけではありません。)

 

投薬の最終は蚊の発生が終息してからになります。

 

 

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